トラッキー第1回「2017年プロ野球新年会」ラッキー



擬音王:
27万3700Hit記念!!2017年プロ野球新年会〜!!!
・・・という事で、年が明けてしまいましたが2016年のプロ野球を振り返る会を開催したいと思います。
なお、阿辺留氏は諸事情により今回は欠席なので、鶴屋王と2人で進めます。
2016年は阪神ファンの私にとっては・・・期待はしてみたもののある程度の覚悟もしていましたが、予想以上に順位は落ちた印象でした(汗)

まずは、セ・パ両リーグの順位予想結果をドーンと出してしまいましょう。
※下記、赤字のチームは予想が的中したチームです。(2016年3月に行った順位予想の詳細は、こちら)


セ・リーグ
最終順位
1位 広島
2位 巨人
3位 横浜DeNA
4位 阪神
5位 ヤクルト
6位 中日


擬音王
1位 阪神
2位 ヤクルト
3位 広島
4位 巨人
5位 横浜DeNA
6位 中日
鶴屋王
1位 阪神
2位 横浜DeNA
3位 広島
4位 ヤクルト
5位 中日
6位 巨人
阿辺留
1位 阪神
2位 ヤクルト
3位 巨人
4位 広島
5位 中日
6位 横浜DeNA



パ・リーグ
最終順位
1位 日本ハム
2位 ソフトバンク
3位 ロッテ
4位 西武
5位 楽天
6位 オリックス


擬音王
1位 ソフトバンク
2位 日本ハム
3位 ロッテ
4位 オリックス
5位 西武
6位 楽天
鶴屋王
1位 ソフトバンク
2位 日本ハム
3位 楽天
4位 ロッテ
5位 オリックス
6位 西武
阿辺留
1位 ソフトバンク
2位 日本ハム
3位 楽天
4位 西武
5位 ロッテ
6位 オリックス



擬音王: 昨年もセ・パ共に順位予想ダメダメ・・・若手育成・「超変革」を掲げた1年やったんやから、セの阪神1位はやはり無謀だったかな(汗)まあ不幸中の幸いというか、新人王の高山は(育成というよりは入団前からモノが違っていた印象なので)ともかく、岩貞・北條・原口をはじめ楽しみな若手が出てきたし、昨年の結果にそんな大きな不満はありません。けど、正直Bクラスまで落ちるとは思わんかったわ。
鶴屋王: 選手、首脳陣、ファン共々「忍耐力」を試されたシーズンでしたね。「超変革」でいいムードを作る事には成功して、新戦力でどんどん相手チームをかき回していった。そこまでは良かったんやけど、徐々にウイークポイントが露呈された時に、金本監督は我慢を貫いた。若手にはもう一歩の粘りが足りなかった。主力どころはその後押しができなかった。ファン・マスコミは「今年は最下位でもええねん」って言ってたのにこぞって監督批判を始めた。せっかくみんなで掴んだムードを自分達の忍耐力の無さで手放したということでしょう。こういうところの粘り、我慢強さも金本監督との差がありすぎたっていうことやね。逆に広島はそのムードにうまく乗って追随するチームも無くプレッシャーも無く、あれよあれよでゴールテープを切った感じがする。2003年の阪神に似てるかな。この圧勝劇は地力の差だけじゃないですよ。
擬音王: ほんまになあ。広島はまさに「神ってる」という言葉がピッタリなシーズンやったね。もちろん実力あってのものやけど、黒田の男気とか新井さんとか、実力プラスアルファの部分もかなりあったと思うわ。それとセの他球団が例年以上にだらしなかった気が・・・阪神は「超変革」初年度を言い訳にできるかもやけど(苦笑)、巨人や前年(2015年)優勝のヤクルトもサッパリやったし・・・まあ巨人は何だかんだいって2位なんやけど、貯金2・広島とは17.5ゲーム差やからね。
鶴屋王: 一昨年から岡山に引っ越して、広島ファンと交わる機会も増えたんやけど、とにかく去年の盛り上がりは異常やったね。黒田の200勝、新井の2000安打が序盤に達成されたのが呼び水になって雰囲気が良くなったと思う。投手陣の安定感、鈴木の爆発など、他球団ファンからしたら7月あたりでもうあきらめの域には入ってたけど、何せ広島は四半世紀優勝が無い事実と苦難の歴史がある。そう簡単に夢が実現されるわけが無いと、どの広島ファンに感触を聞いても「いやまだ何があるかわからんけん」と気を緩めることはなかったのが後半更に加速した強さの要因やったんやろうね。個人的には金本・新井・シーツなど阪神との関わりが深いのもあって、順位予想でも昔からずっと広島推しやったし、地元で優勝を決めてくれたら嬉しいなあと思ってただけに、広島で優勝が決まるという試合で、阪神が巨人につまらん負け方をして優勝持ち越しになった時は本当に広島ファンに謝りました(笑)。ああまたムカついてきた。何でこの状況で巨人が2位に来れんねん。高橋由伸何にもしとらんやんけ!
擬音王: その巨人に1番貯金さしたんが阪神(9勝15敗1分け)から余計腹立つな(汗)まあ2016年のセ・リーグは広島ばかりが目立って、他の5球団は存在感に乏しかったという事でしょう。私的には自分がファンの阪神と神ってた広島以外、あまり印象に無いし・・・その阪神ですら後半戦の記憶は怪しい(苦笑)念願のAクラス入りしたDeNAにしても、借金2での3位やからなあ。
鶴屋王: DeNAは抑えの山崎の神がかりが薄れてしまったのが苦しんだポイントかな。中畑からラミレスに監督が変わって序盤はかなり下に見ていたけど、投打で勝てるパターンが増えてきて、これは今後簡単な相手では無くなるなという雰囲気になってきた。広島も優勝できるんだから次はうちがと言う雰囲気は出てきていると思う。惜しむらくは三浦があと1年ぐらい頑張ってくれてたらね。ヤクルトはああやっぱりなっていう感じ。山田のトリプルスリーでこの順位なんやから、山田がメジャーに行くとかなれば今後さらに厳しくなるかと。こうして見れば今年まったく当たらんかったけど、おおまかにAクラスBクラスだけならそれほど外れてなかったということで負け惜しみを言っておきましょう(笑)。
擬音王: 三浦が今年残ってたら去年の黒田みたいな効果があったか、と言われると・・・黒田とは違って力の衰えが顕著やったから、私的には微妙な気もする。あと唯一予想が当たったから言う訳やないけど(苦笑)、中日最下位はやっぱりな、と。シーズン前からチームの雰囲気が良くなかったし、投打に力も足りん印象やったからね。ただ監督代わって雰囲気も良くなったのか、FAで出て行くのでは?と言われていた大島や平田残ったし、今年も広島独走・・・とはいかんような気はするな。


擬音王: という事で、次はパ・リーグの方にいきましょう。こちらは何と言っても日本ハム1位・ソフトバンク2位という結果に尽きますわ。まさかソフトバンクが優勝を逃すとは・・・けど日本ハムはチーム打率・本塁打・盗塁・防御率全てソフトバンクを上回ってるから、大谷の力だけという訳でもないんやろし・・・恐れ入りました、という他ないわ。
鶴屋王: 神ってるのは日本ハムの方やんね(笑)。広島はチーム力で優勝したけど、日本ハムは個がチームを引っ張っていった。ベテランが主力のチームならソフトバンクと大差付いた時点で切り換えてしまうもんやけど、一番若い大谷が投打でイケイケドンドンでやるもんだから、自然と回りも大谷に合わせてブレーキのかからんチームになってしまった。優勝を導いた点でも大谷がシーズンMVPで文句無いね。一方ソフトバンクは大谷をクローズアップさせる為のかませ犬になっちゃった訳やけど、日本ハムの15連勝で追いかけてきている時かららしくない負け方がいくつかあった。その辺を早めに気づいて締め直せなかったのが要因といえば要因かな。松坂放牧してる余裕も良くは捉えられないしね。でもやっぱりムード。セもパも日本シリーズに至るまでこれにつきます。
擬音王: そういう意味ではセ・パ共にムードというか、勢いというか・・・が大事やなと思ったシーズンやったね。で、パはソフトバンクと日本ハムのマッチレースやったから、他の4球団の印象が薄い(苦笑)そんな中、オリックスファンの阿辺留がオリックスを最下位予想して的中させてるのが切ないというか、何というか・・・毎年戦力補強して、シーズン前の戦力比較では最下位になるほど見劣りするようには思えんのやけどねえ。
鶴屋王: オリックスはオープン戦・シーズン・交流戦・2軍と完全最下位ですか。なんかねえ…、やはりオリックスの京セラドームでの試合見てても、内野席外野席ともに閑散としている状況は勝つ雰囲気より哀愁しか感じないもんね。他のチームは順調に観客動員数が増えてきてるのに。おまけにその戦闘服がピンクのチェックだったり地球の模様だったり、どう盛り上げていけというのか…。ダメなのもやっぱりムード。手っ取り早くいくならまずマートンを呼ぶ。そして神戸を本拠地にして、イチローに帰ってきてもらう体制を整える。近鉄バファローズ、阪急ブレーブス、オリックスブルーウェーブの幻影を捨て、10年先を見てチーム作りをしていかないとパリーグのお荷物からは脱却できませんよ。
擬音王: まあ人間のやることやから、どうしてもムードとかモチベーションとか、実力以外のプラスアルファも重要になってくるよね。阿辺留と年に何回か京セラドームへオリックス戦観に行くけど、球場の雰囲気は良く言えばマッタリ・悪く言えばダレた感じがするからな・・・甲子園とは熱気や盛り上がりが全然違う(苦笑)この際にわかファンでも何でも、とにかくファンを球場へ呼び込む為に思い切った企画をやってみるのも1つの手では。

という事で、時間が来てしまいましたのでここらでお開きに致しましょう。以上、2017年プロ野球新年会でした!

(〜2017/01/08 擬音王宅にて収録〜)





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